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馬蹄型コインケースの試作!

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みなさまは、なにか作業をしている時は静かな方がやりやすいですか?音があった方がやりやすいですか?FNM-Designです。みなさまいかがお過ごし?

ワタクシは断然後者なのですが、学生時代勉強している最中テレビを付けっ放しにして、よく親に「見てないなら消しなさい!」と怒られたものです。見てるんだよぅ・・・と言っても容赦なく消されましたね(笑)

ちなみに集中できるテレビ番組は『選挙速報』か『地震速報』です。あの淡々と事実だけを繰り返す番組は、聞いてても聞いてなくてもどうでも良い感じで集中できますのでオススメ!っつっても試験期間中に狙って放送されてませんからね。かといって録画しとくのもバカらしいしね。

そんな音がないと作業できないワタクシ。最近はYoutubeなどで音楽PVを垂れ流しにしてます。最近はオフィシャルで動画があるんですね。まぁそういう時代ですわね。おかげでどれがオフィシャルで、どれがイリーガルなのか判断しづらいです。

そんなオフィシャル動画の中から、本日お気に入りの動画をおひとつ。

ドレスコーズの『愛に気をつけてね』

最近は聖飢魔Ⅱを筆頭にヘヴィメタルを聞いてましたが、やっぱりロックも好きだなぁと思う一曲。ていうかこういう音楽のジャンル分けって分からないんですよね(笑)ドレスコーズはロックでいいんだよね?

後半の客席にダイブし、ステージに戻ってうずくまりつつ歌ってるシーンでは、なぜか涙が出てしまいました。最近涙腺弱いんじゃないか(笑)と少し心配してしまうワタクシなのでした。歳のせいか??


さてさて。先日から黙々と作業していた「馬蹄型コインケースの試作」が完成しましたので、ご紹介したいと思います。

事の発端は『ハンドメイド作家のための、いちばん丁寧な情報サイト』において、五助屋さんが『馬蹄型コインケースを作ってみよう』という記事を書き始めた事から。


面倒くさいから最終回の記事にリンク。全3回です。

第1回の記事中にも書かれていますが、革細工の世界では「馬蹄型コインケースを作れて一人前」なんて格言がございます。ワタクシ何ぞはへそ曲がり故、そんなこと言われると「しゃらくせぇ!んなら作らんわい」なんて思った程ですから。

いや、嘘です。難しそうだから敬遠していただけです(笑)
何度も作ってと依頼されては参考書などを読み、こりゃ無理だ!と断ってきました。だって、見てくださいよ。この難しそうな形状、難しそうな工程・・・気が遠くなりましたもの。

ぶっちゃけた話、五助屋さんのブログにも馬蹄型コインケースの作り方っていう記事がいくつもあって、それはもう何度も読んではおりましたが、なんか痒いところに手が届かないって感じでしたの。
でもね「いちばん丁寧な情報サイト」を標榜するサイトにですよ、全3回に渡って丁寧に書くってんだから、こりゃ期待せざるを得ないでしょう。

てな感じで記事を読みつつ、時にはTwitterで五助屋さんからアドバイスをいただいたりして、なんとか完成に持ち込むことができました!順を追って紹介していきませう。

まずは第1回の記事で書かれていた、型紙製作なり。
今回は1発目ってことで少々小振りの形にしようかなと思います。

馬蹄型コインケースの型紙

左から順番に本体、コイン収納部(2枚必要)、外マチ、内マチです。
コイン収納部は半径28mmの円形ですね。なんか今見返すと間違ってるなコレ・・・。ま、まぁいいか。

この画像をTwitterに載せた時点で、五助屋さんから「内マチ部分は2mm長くとってね」とツッコミが入ります。正直言われたときは意味分からんかった(笑)なんでわざわざ2mm多くとるんや?と。ですが、これも五助屋さんの狡猾な伏線でした。

馬蹄型コインケースのパーツ

これで全パーツで揃ってます。真ん中のちっちゃい奴が突然出てきましたがお気になさらず(笑)ツマミパーツで、コレを引っ張って開けるのです。

本体パーツとツマミは2mm厚の革を使用してます。参考ページでは本体に裏張りしてますが、試作なのでしてません。まぁワタクシ的には、裏張りしないで床面が見えているのが好きなので、基本的にしないですけどね。

湾曲してるパーツは、コイン収納部につける内マチです。今回は2mm厚の革を2枚貼付けているので、合計4mmの厚さで作りました。湾曲してるのは、そうすると形状記憶して(革は形を覚える可塑性ってのがあります)収納部と合体させる時に楽。

コイン収納部と外マチは1mm厚の革を使用。コイン収納部は2枚重ねてポケットができるように、外マチは折り返して接着しているので、どちらも2mmってことですな。

てな感じでパーツの準備は終わり。
いよいよ馬蹄型コインケースの最難関部といえる【駒縫い】の作業がでてきます。けど『駒縫いマチの名刺入れ試作』で駒縫いの練習をしてきたワタクシには、死角なんぞない!

と思っていた時期もありました(笑)

この円周上の駒縫いってのはかなり厄介ですね。3回目の記事を読んでいただければ分かると思いますが、マチとボディで穴の数が合わないんですよ。最初よく読みこまないで穴を開け始めたもんだから、途中で「おい!穴の数あわねぇぞ?」ってテンパったのは内緒(笑)

なんて四苦八苦しつつ、とりあえずコイン収納部と内マチの駒縫いが完成。

馬蹄型コインケースのコイン収納部

こんな感じ。駒縫いのやり方は是非とも参考にしたサイトを見ていただきたいと思いますが、まぁ難しい。一応菱キリを「やすらぎ工房」さんで研いでもらって準備してたのですが・・・もっと切れ味が欲しい!というか、駒縫いに適した形状のキリを作らなきゃダメなんでは?と思わなくもない。別に現状の菱キリで、できなくはないですけどね。

馬蹄型コインケースのコイン収納部-別角度

別角度から。
手前のマチ部分が本体より飛び出してますよね。コレがTwitterでアドバイスを受けた部分。こやつが後々効いてきます。

しかし、慣れてないってのが多分に含まれているんだろうけど・・・やっぱり駒縫いは時間がかかりますなぁ。でも縫い目は割りかし綺麗にいったような気がします。練習の成果!まだまだ足りないけど(笑)

てなことをしつつ、コイン収納部と本体を縫いま・・・した。写真は忘れた!!

んで、おもむろに本体パーツを折り返してみます。

馬蹄型コインケースの遊び部分

本体パーツ短い・・・終わった。

と思ったけど大丈夫。これで良いそうです。五助屋さんの言葉を借りるなら「あれ?ちょっと足りないな。っていうくらいじゃないとユルユルになります。」とのこと。良かった。

てかコレも文中に書いてあるんですけどね!よく読めっちゅう話(笑)

したらば、本体パーツに外マチを縫いつけ・・・ました。写真は忘r(以下略)

馬蹄型コインケース躾中

オイルを入れた後、ラップをグルグルに巻き付けて躾します。コレが良いんでしょ!!って言いながらね(笑)

このまま約5〜6時間放置して【馬蹄型コインケース試作品】の完成!!そんなに放置する必要はあまりないと思うけど、寝て起きたのがこのくらいだっただけの話。

馬蹄型コインケース表面

表面。穴の数が合わないので目を盗むっていう作業が必要なんだけど・・・もう少し上手く盗まないとなぁ。どこで盗んだか分かっちゃう。写真ではごまかしているけれど、特に1カ所メチャクチャ目立つ部分があるのです。

馬蹄型コインケース背面

裏側。なんだかコッチ側はさまになってるように見えるなぁ。不思議(笑)

馬蹄型コインケース使ってみた

実際に小銭を入れてみたの図。ふむ。なかなか良いでごじゃる。

んで、コレをみてアレ?と思うのはどれだけいるかどうかわかりませんが、あの2mm飛び出してた部分が無くなってますね。そう。キツかった場合は、あの部分を少し削ることで解消できるそうです。あの部分がないと、ユルユルだった場合に修正のしようがないですもんね。

ん?ワタクシ調整しまくって、結局あの部分切り落としましたが何か??
てな感じで、無事【馬蹄型コインケース】完成!!大変だった(笑)

実際に作ってみると「コレを作れて一人前」と言われる所以が分かった気がします。直線は当然ながら、本体パーツなどの円形部分を切り出す包丁さばき。厚みの調整や貼り合わせ、コバを面と直角に削るなど、基本的な技術が一通り必要なんですもん。

あえてコレと似た例えを出すのならば、習字で言う『永』の字ですね。『永』の字には習字に必要な縦線や横線はもちろん、点やハライなど習字に必要な技法が全部含まれているそうな。【馬蹄型コインケース】もそんな感じ。

しかも、これら基本的技術を押さえた上で、【駒縫い】っていう応用技術でしょ?そりゃ難しいわ。

まだまだ商品化にはほど遠い出来ですが、もっと練習して定番商品として販売したいな。果たして【馬蹄型コインケース】はいつ頃並ぶのか?乞うご期待(笑)

ってな具合で、今回はココまで!
そいじゃ待たねー。(なんか締めの言葉欲しいな。考えようっと。)

<本日のBGMより一曲>
ドレスコーズ トートロジー
「〽︎ 手にしたものは確かな歴史だけ だけどまだ 明日は不確かな夢だけ ♪」


追伸:
いやはや本当に「いちばん丁寧な情報サイト」さんは偉大ですな。どんな参考書より参考になりました。ありがとうございます!しかもTwitterでもアドバイス貰えちゃったりしますからね。

こういうの作っている時って結構孤独な作業を強いられる感じしますが、困った時に頼りにできる場所があるっていうだけで気が楽になりますね。すぐ質問もできるし!

これからも頼りにしてます(笑)


ご質問などありましたらお気軽にコメント書き込んでください!


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